水処理薬品の汎アジア貿易株式会社

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防藻剤・殺菌剤<ブロミサイド>

塩素系殺菌剤の問題点

夏場、冷却塔や噴水などに藻が生えないよう毎日のように塩素剤を投入しますが、なかなか効果があがらない、それどころかポンプや施設が腐食してしまったといったケースが多く見受けられます。

原因として多いのは、以下の三点です。

  • 高pH下(アルカリ条件)では次亜塩素酸の存在比が低下し殺菌力が著しく低下する
  • 虫の死骸や落ち葉などの混入によるアンモニア成分増加により殺菌成分が消費され殺菌力が低下する
  • そのため、腐食性のある塩素を追加投入という悪循環に陥っている

ブローを行っていない冷却塔や噴水などでは、蒸発により水が濃縮されていき、pHは上昇する傾向があります。これが塩素殺菌を難しくさせる要因の一つです。また、虫や落ち葉が入り込まないようにすることは非常に困難で、それらは前提条件として管理せざるを得ません。

噴水での殺藻事例写真

臭素系協力殺菌剤の効果

高pHの水循環での強力な殺菌能力

防藻剤・殺菌剤<ブロミサイド>参考画像ブロミサイドは、臭素系殺菌剤(酸化剤)です。臭素とは塩素と同じ元素グループ(第17属元素、ハロゲン)に属し、酸化剤のひとつです。ひとつの構造中に臭素と塩素を一つずつ持ち、水中に溶解する際、優れた殺菌力を発揮する次亜臭素酸(HOBr)、次亜塩素酸(HOCl)を生成します。 冷却水や噴水等にて繁殖する細菌、藻、かびを死滅させ、スライムの発生を阻害します。
臭素系殺菌剤は、高pH下での虫の死骸や落ち葉など、栄養分が多い環境での藻対策として非常に効果的です。

塩素処理に比べ優れている点

  • アルカリ性環境下の場合、塩素剤(次亜塩素酸ソーダ等)の処理は殺菌性能が極端に低下いたしますが(pH8.6の場合、HOClは約10%)、臭素剤では同一環境においても次亜臭素酸(HOBr)の有効濃度が高く殺菌効果が保たれる特性があり、高濃縮の冷却水やオープンタイプの噴水等の処理に最適です。
  • アンモニア(NH3)が多い環境下では、塩素剤の処理は次亜塩素酸(HOCl)が殺菌力の弱いクロラミン(NH2Cl)になり、殺菌力が極端に低下しますが、臭素による殺菌では、同一環境で殺菌力の高いブロムアミン(NH2Br)を生成し継続的な殺菌が可能です。
  • 塩素系と比べて腐食性が低く、設備への負担を軽減できます。
  • 低濃度でも効果があるので、薬品の過剰投与の心配が少ないです。
  • 殺菌時にカルキ臭が低減できる

高pH環境下における次亜塩素酸と次亜臭素酸の存在比参考画像

有機系殺菌剤に比べ優れている点

  • 酸化力による漂白効果、ならびに装置に付着したスライム(微生物そのもの、及び産出する多糖類等の有機物)を剥離する効果も期待できます。
  • 有機系殺菌剤にみられる耐性菌は発生しません。従いまして、殺菌剤の種類を定期的に変更する必要がなく、また確実な殺菌が達成できます。

写真で見る効果

ブロミサイド使用時の写真

ブロミサイドの使用方法

ブロミサイド専用の簡易投入容器<タワーダック>がございます。詳細はこちらから。

  • ブロミサイドの濃度管理は、お手持ちの残留塩素系で管理できます。 推奨残留塩素濃度は0.3~0.5mg/Lです。
  • ブロミサイドの使用量は、ご使用になる施設の水量に合わせて調整してください。例えば、汚れが既に付着している150RT(3トン)の冷却塔に初めてお使いになる場合、15錠をタワーダックに投入してください。ブロミサイドの効果により、汚れが剥離してきますので、回収してください。その後、1週間に一回を目安にブロミサイドを追加投入 して下さい。
  • 臭素系殺菌剤を低濃度で管理するには、水景施設や冷却塔の下部水槽などに溜まった砂や藻などをできるだけ回収してください。
  • 安全性評価試験では次亜塩素酸ナトリウムよりも毒性が低い結果となっておりますので、通常の排水処理で問題ありません。

ブロミサイドは無機系酸化剤で細胞を酸化させて殺菌するのに対し、メンテプロは界面活性作用・光合成阻害作用によって細菌等の繁殖を抑制いたします。水景施設や冷却塔の保有水量が3トンを超える規模の場合、併用していただく事をお勧めいたします。
メンテプロと併用することで、抗菌スペクトラム(細菌・微生物・藻に対する守備範囲)が広くなり、相乗効果によって薬品の使用量も抑えることができます。

各商品の機能一覧

商品名
化学組成 一般性状
特徴および用途
Bromicide
ブロモークロロ-5,5-ジメチルヒダントイン 粉末、顆粒、タブレット、白色
有効成分:93%以上
pH:3.5(0.1%水溶液)
溶解度(水):0.15%
速効性が高く、幅広い抗菌スペクトルを持つ。特に高pH領域、また、窒素化合物(アンモニア等)を含有する環境下で塩素系と比べて効果大。
Bromicide Gel
ブロモークロロ-5,5-ジメチルヒダントイン ジェル
有効成分:35%
pH:3.5(0.1%水溶液)
ポンプによる注薬が可能なジェルタイプ
荷姿:ドラム(181kg)、ポリ缶(14.5kg)、ボトル(625g)
Liquibrom 4000
臭化ナトリウム 40%水溶液
pH:6.5~7.5(水溶液)
次亜塩素酸ナトリウムと併用し、その殺菌力を高める。
特に高pH領域で効果が増大する。
Bellacide 325
2-(t-ブチルアミノ)-4-クロロ
-6-エチルアミノ-1,3,5,-トリアジン(4%含有)
オフホワイト分散状液体
有効成分:4% w/w
pH:6~9
比重(20/20℃):0.95~1.05
動粘度(25℃):400~1000mm2/sec
低濃度で優れた藻抑制剤。ハロゲンと併用し、省コスト化が可能。
EPA認可品。
Bellacide 350
50%トリブチルテトラデシル
フォスフォニウムクロライド
透明無着色液体
有効成分:50% w/w
pH:6.0~8.0
比重(20/20℃):0.95~1.00
動粘度(25℃):50~80mm2/sec
藻類に対して、優れた殺菌効果及び漂泊洗浄効果のある薬剤。
バクテリア及びカビに対しても幅広い抗菌スペクトルを持つ。高pH領域においても効果大。

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